米中貿易戦争で片方に寄るのは致命的敗着(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.17 16:51
このように見ると、米中協力の重要性を再確認しながらも、冷戦の影は色濃くなる可能性が高い。すなわち過去の閉鎖的陣営論理に立脚した冷戦型両極体制がイデオロギーの分化、グローバルバリューチェーンの陣営化、軍備競争を特徴とする冷戦2.0に進化する可能性がある。根本的には異なる文明、異なる理念との衝突が内在している。
米中貿易戦争の波紋は韓国の選択のジレンマを深める。すでに米中ともに韓国に「賢明な選択をすべき」と圧力を加え始めた。これに対し米国の力をありのままに見て中国と距離を置くべきだという解決方法が登場した。THAAD事態によって対中国経済依存が安全保障リスクに転換するのを学習した結果だ。