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【コラム】過去の執着がまねく文大統領の下命捜査

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.13 10:03
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「やると言ったが、これ以上は無理だ」

今月4日、韓国法務部の検察過去事委員会(過去事委)捜査勧告関連の捜査団が金学義(キム・ハクウィ)前法務部次官事件の捜査結果を発表した。金前次官とユン・ジュンチョン氏が拘束起訴されたが関心が集中していた特殊強姦容疑は適用されなかった。数日後に電話取材した捜査団関係者がため息を吐きながら言ったのは「これ以上は無理」だった。

 
肝いりで始まった過去事委の退場は弱々しかった。先月末で活動を終えた過去事委は、当初、過去の検察の誤りを正すために発足したものの、絶えず変質し続けた。政治的偏向性を示し、被疑事実の公表が堂々と行われた。傘下の真相調査団の内紛がフィルターに通さずに公になったりもした。だが、しっかりと容疑が明らかになって起訴されたケースは珍しく、その結果、関連訴訟が予告された。

過去事委の強引なやり方に対しては文在寅(ムン・ジェイン)大統領の責任も小さくない。文大統領は就任後数回にわたって検察捜査を指示するような発言をした。今年3月には金学義やチャン・ジャヨン事件などを「特権層事件」と規定して徹底的な真相究明を注文した。これに応えるように過去事委の活動期限が延長され、捜査勧告が行われた。下命捜査ともいえるような過程で、金学義捜査団が組織され、そうそうたる検事十数人が集まった。「呂煥燮(ヨ・ファンソプ)にできなければ誰にもできない」というその呂煥燮検事長が団長に就任したが、結果は充分ではなかった。しかし、法曹界では批判よりは「それだけやったのも天晴」という反応が主流だ。控訴時効論争が起きたかなり以前の事件であるうえ、すでに何回捜査が行われながらも真実が明らかにならなかったのに、今になって全貌が明らかになったらそれはそれでもっと変な話ではないか。

文大統領は就任以降、過去に対する断罪を強調してきた。誤った過去は断絶し、必要ならば処罰しなければならない。しかし、5年という任期の中でそれらしいことがそれなりにできる序盤2年が、過去との戦いで埋められた。大韓民国の優れた検察力は、その期間、積弊捜査に総動員された。現在の民生を惑わす事件に投じるべきフォレンジック(法医学)人材が底をつくほど過去を追及した。

問題は大統領が過去に執着すればするほど、人事権者に敏感な検察はこれを捜査指示として受け止めることになり、過去事委の狼狽で証明されたように検察力の浪費に帰着するほかはないということだ。

13日に検察総長候補推薦委員会が開かれる。推薦委は3~4人を選んで法務部長官に推薦する。

もともと捜査というものは過去の過ちを掘り起こす作業なので検察に未来志向的になれと言うのは難しい。だが、少なくとも現在の国民の日常に関する問題解決に検察力を集中したほうがいいと、文大統領に進言できる人が次期総長になってほしい。

イ・ガヨン/社会チーム次長

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