<インタビュー>左側の文、右側の安倍…韓日関係は解決が難しい構造
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.06.01 11:50
日本屈指の国際政治専門家、添谷芳秀慶応大教授は先月25-28日のトランプ米大統領の国賓訪問当時、日本政府が見せた「おもてなし外交」について「米国との同盟なしには安全保障政策が作動しない日本の外交の限界を反映したものだ」と述べた。添谷教授は中央SUNDAYの単独インタビューで「予測不可能なトランプ大統領の性向を考慮した外交」とし、このように明らかにした。また、硬直した韓日関係について「日米同盟と米韓同盟はワンセット」とし「日韓両国はお互い『管理』することに満足せず、戦略的な対話をしなければいけない」と強調した。韓米同盟については「実効性のある対北朝鮮外交のためにも韓国は独自のカラーの米韓関係を構想するのがよい」と助言した。
慶応大東アジア研究所長を務めた添谷教授は日本外交の方向を提示した2004年の著書『日本の「ミドルパワー」外交―戦後日本の選択と構想』でよく知られている。文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安全保障特別補佐官とソ・スンウォン高麗大教授は共著『日本はいま何を考えるのか』で、添谷教授を「日本で大きな絵を論じることができる代表的な人物であり最もバランスが取れた外交戦略家」と紹介した。