【コラム】「天皇陛下、皇太子ご夫妻は美しいカップル」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.09 07:04
伊藤は帝国日本の最高元老だ。彼に対する明治天皇の信任は厚かった。安重根はそのような間に分け入る。水原(スウォン)大学のパク・ファン教授はこう評価する。「日本指導層全体を敵に回さず分散させる戦略的知恵だ」。安重根は「絶対君主 明治の地位」を把握した。彼の法廷闘争は日本知識層からの注目を浴びる。そこには知彼知己の激しさが入っていた。日本と中国、韓国の立場に対する探求だ。結果が安重根の『東洋平和論』だ。
「日本を知る」という克日の推進力だ。知日が不足すれば悲憤慷慨だけに依存する。1960~70年代、朴正熙(パク・チョンヒ)と金鍾泌(キム・ジョンピル)、そして金大中(キム・デジュン)は日本を知っていた。その土台で堂々さを備えた用日に進んだ。その後の国家リーダーシップはそのような戦略的観点に未熟だった。