韓経:北朝鮮の軍事行動再開…韓国経済に及ぼす影響は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.07 13:37
北朝鮮の軍事行動が1年5カ月ぶりに再開され内外が騒がしい。期待が大きかっただけに失望も大きかったためだ。2月にベトナムのハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が決裂してからある程度予想されたことではあるが、実際に北朝鮮の軍事行動が再開されるとその背景をめぐる意見が飛び交っている。
国際交渉は「臆病者戦略」と「崖っぷち戦略」に分けられる。核問題のような重大な案件を扱う米朝交渉(場合によっては南北交渉も含む)は前者で扱うことはできない。後者のように交渉参加者がまるで崖っぷちに立っているという覚悟と切迫した心情で臨んでこそ意図した目的を貫徹させられるためだ。
崖っぷち戦略は「ビッグディール」でなければ「ノーディール」で終わる。ビッグディールで終われば妥結の結果が歴史に記録され交渉参加者の位置づけが強化されるが、ノーディールで終わればその反対の状況に置かれる。経済難と食糧難を解決する絶好の機会としていたハノイ会談が決裂してから金正恩(キム・ジョンウン)体制に亀裂が感知されているのもこうした流れから見れば理解できる。