韓経:【コラム】世界と断絶する韓国経済…「ベネズエラの前轍」踏むか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.10 10:47
少し前に駐韓欧州商工会議所(ECCK)のクリストフ・ハイダー事務総長が、「韓国経済がガラパゴスの罠に陥っている」と発言した。ガラパゴスの罠とは中南米エクアドル領のガラパゴス諸島がアメリカ大陸から1000キロメートル以上離れていることに例え世界の流れ(グローバルスタンダード)と隔離される現象をいう。
世界の流れとかけ離れた事例は意外に多い。政府の役割が世界は「小さな政府」を指向しているが、韓国は来年のスーパー予算が象徴するようにますます大きくなっている。マクロ経済目標も「成長」に対し「所得主導成長(成長と分配の境界が曖昧)」、製造業政策は「リショアリング」に対し「オフショアリング」、企業政策は「友好的」に対し「非友好的」だ。
規制政策は「フリーゾーン」に対し「ユニークゾーン」、商法改正は「経営権保護」に対し「経営権露出」、税制政策は「税金減免」に対し「税金引き上げ」、労働政策は「労使均等」に対し「労組優待」と対照的だ。明示的なことだけでなく一部政策決定権者と執行権者の意識と価値がこの罠に陥っているのはもっと大きな問題だ。