【時論】繰り返される人事惨事、原因と責任を明確にすべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.25 16:29
成功する大統領を持つというのは国家の幸福であり国民の願いだ。国家を運営して経営する過程で人材の起用が最も重要となる。候補者がどんな人物であり何ができるのかを正確に判断するところに人事の成敗がかかっている。最近の人事聴聞会では、これまで累積してきたいくつかの問題が一斉に出てきた。野党の反発による政局の梗塞はもちろん、社会的な葛藤と論争を増幅させ、人事の機能とシステムが限界に達したことを表した。道徳的な欠陥が表れた候補者により国民の不信感も強まった。信頼という社会的費用と資本を深刻に毀損するまでに至った。
人事聴聞会は、大統領の高位公職者任命権に対する社会的合意の過程を通じて候補者の力量と資質に対する確認を幅広く受けようという考えから始まった。しかし20年間ほど運営してきた結果、今はもう問題点を補完する改善案が切実に求められるという意見が多い。