文在寅（ムン・ジェイン）韓国大統領が今月末にサムスン電子の工場を訪問し、李在鎔（イ・ジェヨン）副会長と面談する方向で日程が調整されている。サムスン電子が準備中の非メモリー半導体分野の大規模な投資計画と関連している。

与党・共に民主党の関係者は１８日、「非メモリー半導体は文大統領が国務会議など公開的な席で育成の意思を繰り返し明らかにしてきた分野」とし「国内企業が大規模な投資をすればどこにでも行くというのが文大統領の考え」と述べた。

文大統領は昨年７月のインド訪問中、ニューデリー近郊ノイダのサムスン電子工場を訪問して李副会長に会ったが、国内でサムスン電子の現場を訪れるのは今回が初めて。

非メモリー半導体は、文大統領が１月１５日の「企業家との対話」行事で水素経済、５Ｇ基盤産業などと共に新産業として育成すると明らかにした分野。文大統領は先月１９日の国務会議でも「非メモリー半導体分野の競争力を高め、メモリー半導体に偏った現象を緩和する案も速かに用意してほしい」と指示した。

李副会長は１月の行事で、文大統領に「インドの工場に続いて国内の工場や研究所も一度訪れてほしい」と要請し、文大統領は「いくらでも行く。サムスンが大規模な投資をして工場や研究所を設立すればいつでも行く」と答えた。