4人が座った主席壇に金正恩委員長だけ…「絶対権力を象徴」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.12 13:54
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が労働党を率いる核心指導部の政治局委員と候補委員の半分を入れ替えた。また、米朝交渉の実務を担当していた崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官と北朝鮮の公演司令官に浮上した玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵(サムジヨン)管弦楽団長(宣伝扇動部副部長)を党組織の最高指導機関である中央委員会の委員に選出するなど労働党指導部を刷新した。北朝鮮メディアは前日(10日)に開かれた労働党第7期第4次全員会議の結果を11日、このように伝えた。
北朝鮮メディアによると、この日の会議では自力更生問題、国家指導機関構成案、組織問題などを議論して決定した。特に今回は過去の会議とは違い、金正恩委員長(党委員長)が会議場の舞台の主席壇に一人で座って会議を進めた。韓国統一部の当局者は「昨年開かれた全員会議では金委員長が常任委員3人と並んで主席壇に座っていた」とし「今回一人で座ったのは、金委員長の絶対的権力を象徴しながら強化された地位を表している」と分析した。