【中央時評】時には世の中の鏡に我々を映してみよう=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.04.06 14:24
ダイナミックコリア(Dynamic Korea)。誰かは知らないが、実にうまく付けた。これ以上に我々をよく表現する言葉があるだろうか。韓国はまさに躍動的だ。あらゆることが休まずに動く。勉強なら勉強、仕事なら仕事、全国民がいつも全力投球する。
危機の状況でその力はさらに目立つ。国家金融危機にどの国の国民が家にある金製品を出すだろうか。我々はそうした。各家庭のタンスからなんと227トン、21億ドルの金が出てきた。危機も突然襲ったが、克服も電光石火だった。危機が訪れればまた団結するだろう。
一生懸命な我々だが、少し足りないところがある。それは自分たちの目だけで世の中を眺めることだ。おそらく自分たちだけで長く暮らしているからではないだろうか。自国中心的なところが多い。一例を見てみよう。1997年11月のことを今でも「IMF事態」と呼ぶ。IMF(国際通貨基金)は我々に緊急資金を融通してくれた。融資してくれた銀行名で「事態」と呼ぶのは非常におかしい。IMFは危機に陥ったのではなく、その事態を招いたわけでもない。一種の幽体離脱話法だ。