【社説】外交葛藤に不買運動まで…「反日感情煽動」の自制を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.21 07:07
韓日関係が最悪だ。外交が冷え込み、お互い不買運動までする兆候が表れている。安倍晋三首相の右傾化政策と文在寅(ムン・ジェイン)政権の反日情緒加速化が衝突し、両国は近づくにはあまりにも遠い国になっている。両国の関係悪化は、文政権の発足後に慰安婦合意文が事実上破棄され、韓国最高裁が強制徴用賠償判決を出したことで本格化した。
状況が深刻なのは、外交葛藤はいつでも外交的努力で解決すればよいが、不買運動は民間交流に影響を及ぼして取り返しのつかない被害を招くという点だ。不買運動は両国で同時に出てきている。差があるとすれば韓国は「官製民族主義」の性格を帯び、日本はメディアの過度な「嫌韓感情」煽動が影響を及ぼしているという程度だ。どちらがもっと悪いと見ることはできないが、双方とも理性を失ってお互いプラスにならない時代錯誤的な形態であるのは間違いない。