【中央時評】二つ陣営の物語(2):大韓民国の失踪(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.27 13:50
ランケ以前にも国内-国際問題は数千年続いた論争議題だった。近代民主共和制度を創設する際、先賢はどうすれば内部平和と外部平和、生活の平安と国の平安を結合できるかを最も悩んだ。民主共和制度を創案した最も重要な理由が恒久平和の創出と維持だった。
すなわち「民主共和」という国家制度の考案と登場の根本原因と目的は「民主国家」の創設でなく、民主主義を通じた「共和国家」、すなわち「平和国家」の創案だった。民主なしに共和はなく、共和なしに平和は不可能であるためだった。内部の平和がなければ対外安全を通じた永久平和もなかった。民主共和体制は葛藤と戦争を越えて永久平和を案出しようとする人類の最も切実な希望の産物だ。いくつかの研究が究明したように、今日の「民主国家」「民主主義」は「民主共和」登場当代の用語では「共和国」「共和主義」だった。