青瓦台、ノーディール察知できなかった? 会談決裂30分前にも「署名式」言及
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.05 06:40
韓国の青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者は4日、「ノーディール(No Deal・合意不発)」で終わった第2回米朝首脳会談の決裂過程に対して「参謀陣のうち、誰も合意書なしで会談が終わるだろうという考えや関連報告をした人がいなかった」とし「会談を控えてむしろ希望混じりの雰囲気が大勢だった」と話した。しかし、過度な楽観論に膨らんでいた青瓦台とは違い、実は米国は会談結果を楽観するだけではなかったという情況が遅まきながら浮き彫りになっている。
会談前日の先月27日、金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は突然「ビッグディール」と「スモールディール」に言及した。金報道官は「ビッグディールの中にスモールディールが含まれている。(スモールディールが)入口で(ビッグディールが)出口」と述べた。あわせて「北朝鮮との関係で、トランプ大統領と米国はその用語と概念を使っていない」とも話した。この発言は「米国がスモールディールを推進している」という意味で解釈されたが、実際には米国は交渉で一括妥結を試みた。