【中央時評】韓国、まだ清算されていない路上の植民地(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.08 09:29
プランジャ。五車書の読書では意味を知るすべがない。辞典の編纂に人生を捧げても分かり得ない。油まみれの現場用語だからだ。マフラ、ショバ、セルモダが家族の一員だ。故郷ではそれぞれプランジャーポンプ、マフラー、ショックアブゾーバー、セルフスタートモーターだった単語だ。ところがなぜこのようなみすぼらしい格好で異域の薄暗い「タマ」、いや電球の下を徘徊(はいかい)することになったのだろうか。
日本明治時代、哲学者は見慣れない西洋抽象概念を悪戦苦闘しながら翻訳していった。正義・民主・社会など。しかし、後から自動車にくっついて入ってきた機械部品用語は輸入後放置され、日本整備工の好みに合うように変態した。その単語が自動車とともに植民地に移植された。その終わりに単語なのか文章なのか、不思議なものが一つくっついている。オーライ。