【社説】労使関係の新しいモデル見せた「光州型雇用」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.01 12:01
労使協力を基に競争力のある雇用を作る「光州(クァンジュ)型雇用」が5年近くの長い議論の末に実を結んだ。光州市と現代(ヒュンダイ)自動車は昨日「完成車事業投資協約」最終案に合意した。これで1998年にルノー・サムスン車釜山(プサン)工場から22年ぶりに韓国領土に完成車工場が入ることになった。
今回の合意は企業環境の悪化のため海外に出ていくばかりだった雇用を国内に回して地域に良質の雇用を創り出すという点で意味が大きい。また、強固路線の労組が主導してきた自動車業界に労使共生の新しいモデルを提示したという点でも注目するに値する。「光州型雇用」は昨年12月に妥結直前まで行ったものの協約式を翌日に控えて労働界が拒否したため失敗に終わった。当時、労働界は現代車が提案した初任年俸3500万ウォン(約340万円)だけでなく「共生労使発展協議会(以下、共生協議会)決定事項有効期間」まで問題にして拒否した。しかし、今回はこの2つの提案をすべて前向きに受け入れた。