GM「赤字でも成果給、世界事業場で韓国が唯一」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.14 10:05
韓国GMが群山(クンサン)工場閉鎖を決めたのは、根本的にゼネラルモーターズ(GM)が他国で運営する工場に比べて生産性が低いからだ。「韓国での事業成果を改善するために緊急措置を取った」というバリー・アングルGM総括副社長兼GMインターナショナル社長の発言も同じ脈絡だ。
しかし生産性を高める努力を履行せず工場閉鎖から決めたという点で批判の声が出ている。群山工場を閉鎖するまでGM経営陣は生産性を上げようとする経営措置をほとんど取らなかった。韓国GMの売上高に対するコスト比率は2009年から90%を超えている。例えば自動車を3000万ウォン(約300万円)で販売する場合、コストは2700万ウォンということだ。
GM経営陣はこのように収益を出せない構造を10年間放置した。累積赤字は2兆ウォンを超え、「経営陣無能論」が出た背景だ。これは釜山(プサン)で自動車生産工場を運営するルノーサムスンの経営と対照的だ。2012年に15万台だったルノーサムスン車の販売台数は2012年に3分の1(5万9000台)に減少した。韓国GMの経営陣が手放し状態であるのに対し、危機が迫るとルノー自動車グループは釜山工場に1700億ウォンの緊急資金を投入した。また、系列会社である日産自動車の準中型SUV「ローグ」を釜山工場で生産することにした。「部品国産化政策」など経営革新策も功を奏した。ルノーサムスン車は昨年27万6808台を販売し、過去最多輸出記録(17万6271台)を更新した。