韓経:【コラム】三・一運動100周年、記憶しなければならない人物
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.31 11:28
ロシア沿海州ウスリースクの抗日遺跡に独立活動家崔在亨(チェ・ジェヒョン)先生の追悼碑が建てられるという。咸鏡道(ハムギョンド)の慶源(キョンウォン)で奴婢の息子として生まれた先生は、幼少期に沿海州に移住し軍納事業で富豪になった。稼いだ金はすべて独立運動に捧げた。抗日義兵組織同義会、韓人新聞の大東共報、韓人実業家の集まりに偽装した抗日団体の勧業会を率い、30校余りの学校を作って同胞を教えた。安重根(アン・ジュングン)義士の伊藤博文狙撃をともに計画し支援したのも先生だった。
1920年4月、日本軍が沿海州一帯の韓人集落を襲撃し無差別に殺傷、破壊した「4月惨変」の際に先生は殉国した。1962年に建国勲章が叙勲されたが先生の生涯が注目されたのは最近になってだ。昨年秋に踏査を主管した韓民族平和分かち合い財団は国費と独自の予算を加え先生が殉国したウスリースクに追悼碑を建てることにした。殉国99周忌である4月ごろ起工式をするというのでさらにうれしい。