【社説】混乱を招くソウル市の政策発表
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.01.26 13:32
ソウル市が発表した政策が混乱を呼んでいる。市民の声も十分に聞かず、中央政府部処との事前協議も十分でない状態で発表するからだ。ソウル市が21日に発表した光化門(クァンファムン)広場再構造化プロジェクトが代表的な例だ。
ソウル市は国際公募という形式を経て10年ぶりに光化門を全面的に「再手術」する政策を発表したが、その波紋が大きく広がっている。このため朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と金富謙(キム・ブギョム)行政安全部長官は公開的な舌戦まで繰り広げた。ソウル市は光化門の前に歴史広場を設置した、政府ソウル庁舎前まで含む鳥瞰図を公開したが、庁舎を管理する行政安全部とは事前協議を終えていない。ついに金長官は一昨日、メディアのインタビューで「ソウル市の設計案は絶対に受け入れられない」と主張した。朴市長の一方的な政策発表に同じ政党所属の中央部処の長官が公開的に不満を表出したのは異例だ。それだけソウル市が事前調整を十分にしていなかったということだ。