営業利益7兆ウォン減のサムスン電子…危機の韓国半導体を数値で確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.09 09:00
サムスン電子が市場の予想を大きく下回る昨年10-12月期の業績を発表した。半導体、スマートフォン、ディスプレーの3大主力分野がすべて不振だった。特にサムスン電子の営業利益全体の79%を占める半導体の価格下落が直撃弾となった。年末から冷え込んでいる半導体市場は早くて下半期、遅ければ年末ごろ回復すると予想される。昨年がお祭りムードだったなら今年は暗黒期が避けられない状況だ。
サムスン電子は8日、昨年10-12月期(暫定値)の売上高を58兆ウォン(約5兆6000億円)、営業利益を10兆8000億ウォンと発表した。売上高は7-9月期(65兆4600億ウォン)比9.8%減、営業利益は7-9月期(17兆5700億ウォン)比38.5%減となった。証券業界の予想平均は売上高63兆8300億ウォン、営業利益13兆9700億ウォンだった。予想平均に比べて売上高は5兆8300億ウォン、営業利益は3兆1700億ウォン少ない。年間では1-9月の好調を受け、売上高243兆5100億ウォン、営業利益58兆8900億ウォンで過去最高となった。しかし6期続いた14兆ウォン台の営業利益がストップし、年間営業利益60兆ウォン突破はならなかった。