韓経:悪化する韓日レーダー問題…「自衛隊で研修」韓国国防長官の履歴に注目
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.26 08:33
国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官は軍の代表的な知日派だ。領官級将校時代に自衛隊で研修を受けた前歴のためだ。彼の特異な履歴は日本の防衛省でも注目された。9月の就任当時、日本の官民では「韓日安保協力がいつになく緊密になるだろう」という期待を示した。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が鄭長官のこうした履歴を考慮して国防部のトップに任命したとすれば、それこそ「神の一手」になるはずだった。日本との協力は韓半島(朝鮮半島)平和の進展に向けなくてはならない「パズルの一片」だ。安保次元からも在日米軍と日本が提供する軍事基地は有事の際に韓半島後方に責任を持つ戦略資産だ。
しかし鄭長官の日本での経歴は無用の長物と変わらなくなった。就任直後である10月の済州(チェジュ)海軍国際観艦式から問題が絡まった。海上自衛隊が旭日旗を掲げて参加するというと国防部は「不可」を通知した。大法院(最高裁)の強制徴用者賠償判決以降、韓日外交は最悪に駆け上がった。さらに最近では「レーダー問題」まで重なった。日本の防衛省は25日に声明を出し、「哨戒機が韓国海軍の駆逐艦から複数回にわたりレーダー照射を受けた」と主張した。