苦難の韓国青年たち…22%は職がなく20%は借金経験
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.23 10:09
平日はソウル・永登浦区(ヨンドンポク)のあるコンビニでアルバイトをしながら就職準備をするイさん(23)。ことし8月から週末には他のコンビニでも働いている。時間を分けて2カ所以上でアルバイトをする、いわゆる「バッタ・バイト」だ。イさんは「働いていたコンビニのオーナーがコストの負担が大きくなったと言って1日8時間だった勤務時間を5時間に減らした」と言い、「以前と比べると収入は同じくらいだが、場所を移動しながら働くため身体的な負担が増えた」と話した。
韓国の青年層が就職難と相対的に少ない賃金、借金の負担と暴騰する不動産などのために経済的苦難のトンネルから抜け出せずにいる。青年層の失業率は韓国通貨危機以来最も高い。
20日付の統計庁の発表によるとことし7-9月期の青年層(15~29歳)の失業率は9.4%で昨年同期に比べて0.1%上がった。7-9月期基準では1999年以降19年ぶりの最高値だ。就職活動学生まで含める青年層の「拡張失業率」は22.8%に及ぶ。2015年の該当統計作成以来最も高い数値で、拡張失業率全体(11.6%)の約2倍だ。青年5人に1人の割合で「事実上の失業」状態という意味だ。