【コラム】誰がろうそくを手にしたか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.12 14:36
「政治は生物」という言葉に実感できる。状況は時々刻々変わり、人もよって変わる。光化門(クァンファムン)から市庁、三清洞(サムチョンドン)まで波をつくっていたろうそくは過去に押し出された。金大中(キム・デジュン)元大統領が言ったように「書生的問題意識と商人的現実感覚」が必要だが、ある者は問題意識に踏みつけられ、またある者は現実の中で甘んじている。
始まりはろうそくだった。そこからすべてが始まった。しかし、あまりにも遠ざかっている。ろうそくをともに手にしていた時を忘れた。そのおかげで権力を握った側やけん制勢力として位置付けられた側も。国民はそのままその場を守っているが、政治家はろうそくを自身たちの偶像にした。