【時論】無労組サムスンの変化が意味すること(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.09 13:20
韓国にとってサムスンは明暗が共存する2つの顔を持つ存在だ。就職を控えた学生たちに就職したい会社を尋ねると躊躇なく「サムスン」と言う。いわゆる「サムスン考試」と呼ばれる職務適性検査(SSAT)は毎年約20万人が受験する。某就職専門機関の調査によるとサムスンは20大グループ会社の中で就職したい不動の1位(42.5%)だ。最も入りたい企業は当然サムスン電子(20.3%)で、2位の企業(4.7%)を圧倒している。
経済的役割から見てもその比重は大きい。サムスングループ系列会社の売上は韓国の国内総生産(GDP)の20%を越え、全体の従業員は19万人に及ぶ。ことし10月末の韓国総合株価指数(KOSPI)市場の時価総額は約1440兆ウォン(約146兆7000万円)だが、サムスン上場系列会社(23社)の時価総額内比重は約30%(433兆ウォン)規模だ。