韓国、R&D投資額率は世界2位だが…企業の革新力量は31位
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.15 11:33
韓国政府が経済成長政策の二本柱として所得主導成長と革新成長を前面に出しているが、国内企業部門の革新力量は主要国に比べて大きく後れをとっていることが分かった。韓国はインターネット速度や情報通信技術(ICT)の水準は世界最上位だ。しかし、国内の人材が研究した技術を産業部門に活かせていないうえに、政権が交代されるたびに成長政策が変わるため革新力量が後退したという指摘だ。
韓国貿易協会国際貿易研究院が15日、発刊した「2018世界の中の大韓民国」によると、韓国の今年の企業革新力量(スイス国際経営開発大学院国際競争力評価基準)は31位で、中国(19位)・日本(28位)に大きく遅れをとっていることが分かった。5年前には19位だったが、その間順位が大きく下落した。産学協力部門の競争力は29位、海外高級熟練人材の誘引指数は49位といずれも低調だった。特に、昨年を基準にした国際貿易収支は4位、交易量は9位である韓国の経済規模に比べると、革新力量は非常に脆弱という評価だ。