２０１８ジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会後に韓国プロ野球リーグが再開されたが、その観衆が大幅に減っている。

韓国野球委員会によると、今月４日から９日までのプロ野球観客数は２８万１１１５人（３０試合）を記録した。１試合当たり平均９３７１人で、リーグ中断前の１万１２７８人に比べて約１７％減った。

このような結果は、韓国代表がアジア大会で金メダルを獲得したものの、一部選手で取り沙汰された兵役特恵問題のためだと分析される。プロリーグでの成績があまり良くない一部の選手が代表入りし、アジア大会でも特別な活躍を見せなかったにもかかわらず兵役が免除されることになったため、プロ野球ファンが背を向けたということだ。

また、日本や台湾など野球強国は主に社会人メンバーでチームを構成したのに対し、韓国はプロ野球リーグまで中断して出場選手全員をプロ選手で固めたことに対する反感も作用したという分析だ。

ＭＢＣ（文化放送）のホ・クヨン解説委員は、１１日の東亜日報とのインタビューで「プロ野球の高い人気に酔って、疎通が必要な懸案を見逃してきた結果だ。透明な情報共有とともにファンも納得できるような公正なシステム構築が必要だ。関係者の責任ある姿勢が必要」と指摘した。