【社説】「宝くじ」のようなスポーツ選手の兵役特例…改正が必要=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.03 11:35
昨日閉幕したジャカルタ・アジア競技大会で韓国がサッカー・野球優勝と総合成績3位という優秀な成績を収めた。野球代表とサッカー代表は数時間を置いて金メダルを順に獲得し、国民を喜ばせた。偶然にも両競技の決勝戦は韓日戦だった。もし野球は勝ってサッカーは負けていればどういうことになっていただろうか。野球選手の呉智煥(オ・ジファン)はプロ生活を中断せず兵役免除を受ける半面、サッカー選手の孫興民(ソン・フンミン)は兵役義務履行のために帰国しなければいけない運命を迎えていたはずだ。
幸い、こうした極端な状況にはならなかったが、これが現実になれば大きな論議を呼ぶしかない。呉智煥は今回のアジア競技大会のほかに特に国家代表としての功績がない。今大会では主力選手でもなかった。宝くじに当たったように大きな幸運を得たのだ。一方、孫興民は2014年ブラジルワールドカップ(W杯)、2016年リオデジャネイロオリンピック(五輪)、今年のロシアW杯でけがのリスクを負いながら全力を尽くした。孫興民は学歴(高校中退)のため社会服務要員になる兵役等級4級判定を受けた。このため今回のアジア競技大会で韓国代表が優勝を逃していれば、尚武や警察庁のサッカーチームにも行けず、昼には公益勤務活動をし、夕方にアマチュアサッカーチームで練習しなければならなかった。