<アジア大会>兵役免除の孫興民、11億円+アルファも守った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.03 08:37
1日、ジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会サッカー決勝戦が行われたインドネシアのパカンサリスタジアム。競技終了を知らせる審判のホイッスルが鳴ると、ベンチにいた孫興民(ソン・フンミン、26、トッテナム)はグラウンドに跳び出し、チームメートと抱き合いながら喜んだ。国際大会でいつも涙を流していたため「泣き虫」と呼ばれている孫興民も、この日だけはすべての負担から開放されて明るい笑顔を見せた。しかし金メダルを首にかけた後にはまた涙を流した。今回は喜びの涙であり、歓喜の涙だった。
日本との決勝戦で延長戦の末2-1で勝利し、兵役が免除されることになった孫興民は「金メダルは重くて硬かったが『おいしい』という感じ。今日は生涯忘れられない日になるだろう」と語った。
18歳だった2010年12月から太極マークを付けた孫興民にとって、これまでの国際大会は「涙の残酷史」だった。2011年アジアカップ準決勝では日本にPK戦で敗れ、2014年ブラジルワールドカップ(W杯)ではグループリーグ敗退で涙を流した。2015年アジアカップでは準優勝に終わり、2016年リオデジャネイロオリンピック(五輪)では準々決勝で脱落した。6月のロシアW杯でグループリーグ敗退となった後にも涙を流した。