ロシア産石炭なら不可能な安値…零細貿易商に疑問の落札(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.09 16:07
北朝鮮産石炭の輸入をめぐる疑惑が続いている中、石炭の入札価格をめぐっても業界で噂が出回っている。特に、物を納品したH社が提示した1トン当たり96ドル(約1万660円)に関するものだ。ある石炭業界関係者は8日「2016年からロシア産無煙炭の価格が上がり始め、昨年下半期には現地での購入価格が110ドル水準だったと覚えている」と話した。1トン当たり96ドルはこの関係者が伝えた現地の購入価格よりも安い価格だ。
韓国南東(ナムドン)発電が昨年8月、公告を出した無煙炭4万トン輸入の公開入札には合わせて5社が応札した。H社は1トン当たり96ドルを提示した。残りの4社はそれぞれ123.96~142.4ドルまで供給価格を策定した。1トン当たり価格の差が27.96~46.4ドルまで広がる。