韓国に搬入された北朝鮮産石炭をめぐる3つの疑問点(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.07 16:57
国連の北朝鮮に対する制裁対象品目である北朝鮮産の石炭が韓国に搬入された事実が確認され、論争が拡大している。国際社会が北朝鮮に対する制裁基調を維持しているが、実際に韓国政府が鉱物制裁に透きを見せ、論議の中心に立たされているわけだ。
疑惑が初めて浮上したのは国連の対北制裁委員会傘下の専門家パネルが提出した例年報告書の修正本を通じてだ。この報告では、昨年10月北朝鮮産の石炭約9000トンがロシアを通じて韓国に搬入されたと伝えた。元山(ウォンサン)港と清津(チョンジン)港で石炭を積み込んだ北朝鮮の船舶がロシアのホルムスク港に荷役し、この時、北朝鮮産の石炭がロシア産に「積み替えらえ」、仁川(インチョン)と浦項(ポハン)に運び込まれたということだ。