【時論】サムスンのスマートフォンが直面する3度目の危機(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.09 10:35
「電車軍団」と呼ばれる電子製品と自動車は輸出で生きる大韓民国の主力軍だ。貿易協会国際貿易研究院の2017年輸出入評価資料によると、電子製品(無線通信機器と家電など)は輸出の約11.8%を、自動車産業(自動車部品含む)は約11.6%を占める。ところが最近この主力軍がともに危機に直面している。国家代表クラスの企業の危機は韓国経済全体に赤信号になりかねない。自動車は昨年中国で苦戦し最近は米国の関税爆弾にさらされている。
電子製品の事情も同様だ。世界のスマートフォン市場でサムスンは依然として1位を維持しているが、プレミアム市場が減りアップルとの競争は加熱している。中低価格市場はコストパフォーマンスの高い中国企業の躍進が続いている。サムスンの昨年10-12月期の中国市場でのシェアは0.8%という衝撃的な水準に落ち込んだ。中国企業であるファーウェイとシャオミの成長は急だ。市場調査機関IDCによるとファーウェイは4-6月期にアップルを抜いて世界2位に上がった。中国だけでなくアジア・欧州市場で善戦した結果だ。