【コラム】文在寅政権、もう大げさな旗幟はたたもう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.30 15:28
檮机(トオル)金容沃(キム・ヨンオク)韓神大客員教授は故魯会燦(ノ・フェチャン)前正義党代表を「民衆と密着した生活を送り、民衆の言語で話した我々の時代のイエス」と魯前代表の死を惜しんだ。「50年経ったサムギョプサルの鉄板を変えなければいけない」という鋭い比喩とユーモア、ウィットは、彼が社会的弱者と共にした実践的なリアリストだったからこその発言だろう。
魯氏は2012年、正義党代表受諾演説で、女性清掃労働者の厳しい生活について話した。魯氏は「ソウル九老区(クログ)の清掃労働者は毎日午前3時に起床し、4時と4時5分に出発する6411番のバスに乗って職場の江南(カンナム)ビル付近の停留場に降りる」と話し始めた。
続いて「1カ月に85万ウォン(約8万5000円)を受ける透明人間のこの人たちが苦しみの中で私たちを探していた時、私たちはどこにいたのか」とし「もうこの方たちの手にとどくところにこの党を皆さんと共に持っていこうと思う」と約束した。保守政党の国会議員だった李燦振(イ・チャンジン)元「ハングルとコンピューター」創業者も演説の映像を見ながら涙を流し、正義党員として加入すると語った。