墜落した韓国海兵隊ヘリ、事故前日に振動防ぐため部品交換
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.20 08:22
17日の墜落事故で5人の命を奪った海兵隊の上陸機動ヘリコプター「マリンオン」は、事故の前日に振動問題のため部品を交換していたことが確認された。国防部と防衛産業業界によると、事故の機体は昨年12月に海兵隊が韓国航空宇宙産業(KAI)から買収した後、飛行時間はまだ約140時間にすぎなかった。しかし5月から振動が激しくなり、格納庫で整備を受けた。整備はKAIの整備人員16人が担当した。海兵隊は2023年までKAIにマリンオンの整備と修理を任せる内容の成果基盤軍需支援(PBL)契約を結んだ。
政府筋は「事故前日の点検の結果、機体のメインローターブレード(回転翼)でダンパーが摩耗しているのを発見した。このため整備担当者らが新しいものに取り替えた後、振動状態を確認するために試験飛行をして事故が発生した」と説明した。ダンパーとは回転翼と駆動軸(翼を回す軸、ローターマスト)の間に挟む部品で、衝撃を緩和して振動を減らす役割をする。