南北、日帝下の独立運動など歴史共通分母で共感を拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.04 07:54
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が3日、「三・一運動(独立運動)および臨時政府樹立100周年記念事業推進委員会」発足式で、来年の三一節(独立運動記念日)と臨時政府樹立100周年行事を北朝鮮と共同開催する意向を明らかにしたのは、歴史を南北関係改善のテコとして活用しようという構想だ。
特に、文大統領は今年4月27日の南北首脳会談当時、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と三・一運動100周年を迎えるにあたり南北共同で記念事業を推進することについて話し合ったという事実を初めて公開した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者は「首脳会談時、共同行事開催計画を別途用意し、金委員長に提案した」とし「金委員長が『北でも三一節を記念している』と答えたことで、共同開催に対する共感が形成された」と伝えた。この関係者は「共同開催は金日成(キム・イルソン)の抗日独立運動を強調している北朝鮮の立場では抗日独立運動を拡張する意味がある」とも述べた。日帝下の独立運動は南北歴史の共通分母なので、これを使って両側の共感を広げていこうとするものだ。