韓経:【社説】現代車とアウディの「燃料電池車同盟」が注目される理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.22 10:14
現代自動車グループがアウディフォルクスワーゲングループと「燃料電池車同盟」を結んだ。両社は燃料電池車関連の特許や燃料電池など主要部品を共有する方針という。2013年に世界で初めて燃料電池車「ツーソンix」を量産し、今年に入って次世代燃料電池車「ネクソ」を出した現代車としては、市場拡大と収益性確保のために勝負に出たということだ。
「ファーストムーバー」は成功すれば市場の主導権掌握など多くの利点を期待できるが、その過程で予想できない多くの不利を克服しなければならない。その中でも産業生態系が十分に整っていないことで生じるリスクは企業レベルですべて対応するのが難しい。バリューチェーンが複雑な自動車産業では言うまでもない。企業間の燃料電池車同盟が出現する背景だ。
他社の同盟結成の動きも速くなっている。現代車に続いて2015年に世界で2番目に量産燃料電池車「MIRAI」を発売したトヨタはBMWと手を握った。ホンダはGMと燃料電池車に搭載される燃料電池システムを共同生産する計画であり、ルノー日産とフォード、メルセデスベンツも提携関係を結んでいる。