日本と中国、「平和以降」の韓半島でのパイ取り作業に忙しく(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.21 10:40
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が3月から6月の3カ月間で3回も中国を訪問して習近平国家主席と会談したことは、韓半島(朝鮮半島)の新たな事態の展開に意味深長なメッセージを送っている。金委員長が権力を継承して以来、中国が引き止めることも無視して核実験を4回も行い、米国本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)2発を発射して中朝関係は緊張状態に陥った。親中派として有名だった張成沢(チャン・ソンテク)の処刑はこの緊張の火に油を注いだ。
そのような金委員長が、中国が提供した飛行機に乗ってシンガポールへ米朝首脳会談をしに行った。会談前に2回、会談後に1回、習主席に会い、トランプ大統領との会談結果を共有し、今後の非核化過程で予想される中国の役割と中国への影響について話し合った。習主席は金委員長に助言も注文もしただろう。北朝鮮の後ろ盾としての中国の地位が新たに確認された。ドイツ統一におけるソ連のように、中国の参加と同意なしでは非核化と韓半島の平和定着は不可能だというメッセージを韓国と米国に送った。