韓経:【社説】北に翻弄された韓国、「寛容な措置」を待つのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.23 09:22
韓国記者団の北朝鮮・豊渓里(プンゲリ)核実験場廃棄行事取材が失敗に終わった。北朝鮮は12日に「23~25日に豊渓里核実験場廃棄行事を進める」として、韓国と米国、英国、中国、ロシアのメディアに取材を許容すると明らかにしたが、韓国記者団にはビザを出さなかった。北朝鮮の立場変化を期待して中国・北京に行った取材記者団は無駄足を踏むことになった。
北朝鮮の移り気は新しいことではない。昨年までも核・ミサイル挑発をやめなかった北朝鮮が今年に入り突然対南対話攻勢をかけたことからがそうだ。「4・27南北首脳会談」を前後して韓半島(朝鮮半島)の平和と民族和解に向け何でも聞いてくれるかのようにありとあらゆる甘言利説を吐き出した。そのような北朝鮮が突然「いつそうしたのか」というスタイルの以前の姿に戻った。一方的な南北高位級会談取り消し、脱北食堂女性従業員の送還要求など常識に外れた理屈と無礼を働かせながら大韓民国を揺さぶりまくっている。