【時論】韓国経済、景気後退期に入っている(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.22 09:24
韓国の産業競争力も問題だが、国際原油価格と為替レートも影響を及ぼす。国際原油価格は2017年12月初めの1バレルあたり60ドルから最近は80ドルを超えた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアの減産、北海送油管漏出やリビア送油管爆発による一時的な供給不足、イランの地政学的リスク、世界景気の回復による需要増加で原油価格が上昇している。国際原油価格が100ドル水準に上昇すれば、国内生産財物価の上昇で韓国産製品の価格競争力が落ち、輸出が鈍るおそれがある。
為替レートは2017年3月9日の1ドル=1160ウォンから現在は1080ウォン水準までウォン高ドル安が進んだ。このようなウォン高状況では対米輸出が減少するしかない。