会社員が最も住みたい都市はどこだろうか。就職ポータルのジョブコリアとアルバイトポータルのアルバモンが１２日に明らかにしたところによると、最近会社員１４６２人を対象に「住んでみたい夢の都市」に関するアンケート調査を共同で実施した結果、回答者の２２．０％が済州道（チェジュド）を選択し１位となった。

済州道は男女会社員、既婚・未婚会社員などすべての回答群でトップを占めたことがわかった。

２位は回答者中１２．０％の選択を受けたソウル・江南（カンナム）だった。江南を「夢の都市」として挙げた回答者の中では未婚者が既婚者よりはるかに多かった。

次いで釜山（プサン）が４．９％、ソウルのその他地域が４．４％、オーストラリア・メルボルンが３．５％などと続いた。

ジョブコリアとアルバモンは特に結婚の有無により回答結果に微細な違いを見せたと説明した。

まず未婚会社員と既婚会社員とも済州道を最も住みたい都市に選んだが、既婚会社員は３１．８％で未婚会社員の１８．８％より１３ポイント以上その割合が高かった。これに対し２位を占めたソウル・江南は未婚会社員の回答比率が２倍ほど高かった。回答のうち海外都市の順位を見ると、既婚者はメルボルン（５．１％）、未婚者はニューヨーク（３．５％）に最もあこがれているのも違いだった。

各都市を「夢の都市」に選択した理由では、「美しい風景と余裕がある暮らし」という意見が全体の５０．１％（複数回答）で最も多かった。

そのほか「忙しい日常から脱出できそう」（４３．４％）、「文化・レジャー・便宜施設」（２７．９％）、「働き口が多い」（１３．０％）などの順だった。

会社員の相当数（６５．９％）はしかし夢の都市での生活を実現するために特別な努力をしていなかった。「ただそうなったら良いと考えてみる程度」と答えた。夢の都市があると答えた会社員のうち３４％は夢の都市で暮らすために努力していると答え、努力（複数回答）としては「貯蓄」（１５．４％）、「該当地域で体験・計画」（１２．７％）、「該当都市や周辺地域での仕事探し」（１１．２％）、「創業など経済的基盤を固める計画策定」（９．９％）、「引っ越しや移住計画策定」（８．０％）などとなった。