眉をひそめさせた韓国特使5人衆の金正恩面前“必死メモ”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.07 15:22
個人はもちろん国家間の関係で形式が内容を支配する場合が少なくない。礼儀作法や外交・儀式はその反映物だ。南北当局間の接触では特に格と手続きが重要視される。これを軽んじて会談が失敗に終わることがあれば、所期の成果を上げたとしても、結局、不覚を取ることもある。分断と体制対決の産物だとみることもできるが、今も南北関係は敏感なイシューであるためだ。1泊2日の平壌(ピョンヤン)訪問を終えた大統領特使団はこのような側面で多くの残念な部分と課題を残した。
5日午後6時、平壌中区域の労働党中央委庁舎。接見室に入った金正恩(キム・ジョンウン)党委員長は笑顔を見せながら鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長をはじめ5人の特使団と挨拶を交わした。大統領の紋章である鳳凰金箔封筒に入れられた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書が手渡された。席に就いた正恩氏は前もって準備したメモを広げて平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)と韓半島(朝鮮半島)情勢、南北首脳会談などに対する自身の立場を明らかにした。