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【時視各角】「なにも見えない仲立ち外交」の危険性=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.07 09:50
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対北朝鮮特使団が帰ってきた。その風呂敷包みを持ってあす米国を訪問する。驚くほどの速戦即決だ。チャンスを逃さないという計算だ。悪いことではない。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の核武装の時間稼ぎ、米トランプの統制不能な支配構造を考慮すると時間は決して味方ではないためだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「われわれは仲立ちする立場」という。平壌(ピョンヤン)とワシントンの相互条件を打診し両者間の対話を仲介していく過程が仲立ちと似ているという意味だろう。事実真の仲立ちはこれからだ。

昔から、仲立ちがうまくいけば酒3杯、失敗すればびんた3発と言う。それだけしっかりした仲立ちをするのは容易ではない。ややもすると頬をひっぱたかれる程度ではなく、他人に得になることだけして仲立ち者だけ無様に流れ弾を受ける状況が来かねない。いまの韓国の状況がまさにそうだ。

 
1500年代初めに英国王ヘンリー8世の再婚をめぐる仲立ちも趣旨は良かった。ヘンリー王の3人目の王妃が死去すると、側近のトマス・クロムウェルが仲立ちに出た。ヘンリーは「ずば抜けた美貌」を4人目の王妃の前提条件として出した。それがクリアされなければ再婚しないと固執した。「国家自尊心を守ること」ともした。差し迫っていた仲立ちのクロムウェルは欧州の隅々を訪ね歩いた。そうするうちに「ドイツのクレーフェ公ヨハン3世の娘アンが適格」という手紙をヘンリー王に送る。クロムウェルは当時孤立無援だった英国を生かすためには戦略的同盟が切実であり、それを仲立ちで解決しようとした。クロムウェルはアンの魅力を長々と書いた手紙をヘンリー8世に送ったが、ヘンリー8世は「それはどうでもよい。美しいのか?」という質問だけ繰り返した。「美しいだけでなくスタイルも最高」というクロムウェルの返信に、ヘンリー王はアンの肖像画を描いて送れと要求した。

切羽詰まったクロムウェルは「誇張された」肖像画を送った。ひとまず「入口」まで引っ張っていけばどうにでもなると思った。それが問題となった。ヘンリー王の立場では何も見えないまま仲立ちにだまされた。肖像画だけ見て浮かれたヘンリー王は結婚の日を決めアンを迎えに行った。ところがなんということだろう、肖像画と実物はあまりに違った。仕方なく結婚はしたが6カ月で離婚した。怒りが解けないヘンリー王はクロムウェルを処刑した。「国益」のためだったというがクロムウェルの歪曲された仲立ちは「なによりも容貌!」と叫んだヘンリー8世の不信と怒りだけを買った。最後は悲惨だった。

現状も大きく異なることはない。われわれは韓半島(朝鮮半島)平和という国益のために積極的に仲立ちに乗り出しているが、米国は「なによりもCVID!(完全で検証可能かつ後戻りできない非核化)」を叫ぶ。前提条件だ。鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は北朝鮮から帰ってきて「北朝鮮が米国と非核化協議をできると言った」と明らかにしたが、これもまた厳密に見れば米朝関係正常化、すなわち平和協定体制転換という前提条件が敷かれている。非核化の意志を明らかにし「先代の遺訓に変わりはない」とした点も「われわれの考えは以前と変わらない」とうことと解釈できる。色めがねで見ようとするのではない。「歴史の教訓」という透明なめがねで見えるものがそうだ。

もうひとつ。北朝鮮でどのような話が行き交ったのか完全に真っ暗闇の状況で、確認不可、条件省略、恣意的解釈発言は禁物だ。労働新聞にはない、誇張された北朝鮮発のメッセージを伝えては後々まで韓米間の混乱と禍根だけを育てかねない。仲立ちの鉄則は透明性だ。

補足説明をひとつ。ヘンリー8世とクロムウェルの間に挟まれたアン。結婚は決裂したがあきれたことに実利を得た。離婚議論過程で、王室では王と王妃の次に高い「妹」の地位を獲得したのだ。唯一の勝者だった。「核保有国の地位」を得ようとする北朝鮮の策略とオーバーラップする。こうした時であるほど浮き立たない、冷徹な仲立ちが必要な理由だ。

キム・ヒョンギ/ワシントン総局長



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