【時視各角】「なにも見えない仲立ち外交」の危険性=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.07 09:50
対北朝鮮特使団が帰ってきた。その風呂敷包みを持ってあす米国を訪問する。驚くほどの速戦即決だ。チャンスを逃さないという計算だ。悪いことではない。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の核武装の時間稼ぎ、米トランプの統制不能な支配構造を考慮すると時間は決して味方ではないためだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「われわれは仲立ちする立場」という。平壌(ピョンヤン)とワシントンの相互条件を打診し両者間の対話を仲介していく過程が仲立ちと似ているという意味だろう。事実真の仲立ちはこれからだ。
昔から、仲立ちがうまくいけば酒3杯、失敗すればびんた3発と言う。それだけしっかりした仲立ちをするのは容易ではない。ややもすると頬をひっぱたかれる程度ではなく、他人に得になることだけして仲立ち者だけ無様に流れ弾を受ける状況が来かねない。いまの韓国の状況がまさにそうだ。