金正恩委員長「韓米訓練に理解」も譲歩要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.07 10:11
韓国政府は6日、特使の北朝鮮訪問結果を発表し、4月末に板門店(パンムンジョム)南側区域の「平和の家」で第3回南北首脳会談を開催することにしたと明らかにした。来月は韓米連合軍事訓練「キー・リゾルブ(KR)」と「トクスリ訓練(FE)が行われている時期だ。韓米軍当局は4月1日にトクスリ訓練を、23日にキー・リゾルブ演習をそれぞれ始める方針という。では、連合訓練期間中に南北首脳会談が開かれるのだろうか。
特使団を率いた青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は「金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が『北側は平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)のために延期した連合訓練を4月から例年水準で進めることを理解する』と述べた」と伝えた。金正恩委員長は「しかし韓半島(朝鮮半島)情勢が安定傾向に入れば連合訓練が調節されるものと期待する」と話したと、鄭室長は付け加えた。鄭室長は「我々は『連合訓練の中断や再延期は現実的に不可能だ。その名分もない』という立場を伝えようとしたが、金委員長はすでに関連報告を受けて我々の立場を知っていた」と話した。