韓国政府の会見、北の放送より25分遅れ…記者同行しない特使団「何もわからない訪朝」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.06 10:51
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対北朝鮮特別使節団が5日午後2時50分ごろに平壌(ピョンヤン)に到着したニュースは同日午後5時35分ごろに北朝鮮国営朝鮮中央テレビが先に報道した。朝鮮中央テレビの報道前にも青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「到着の知らせもまだ来ていない」と話していた。青瓦台は北朝鮮の報道から25分後の午後6時に会見を通じ関連の知らせを伝えた。
この会見で青瓦台は特使団が金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長との面談と夕食を進めると伝えた。しかし北朝鮮が特使団をどのように待遇するのかものさしになる面談と夕食場所や北側の同席者などは知らされなかった。記者団の同行取材が許されず、すべての日程が非公開だったためだ。南北関係主務官庁である統一部の当局者は1日中「われわれが出す資料はない」とだけした。