「#MeToo」運動で激震走る韓国文化界
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.22 13:58
性暴行被害を暴露する「#MeToo」運動で韓国文化界が萎縮している。詩人の高銀(コ・ウン)氏と演劇演出家の李潤沢(イ・ユンテク)、呉泰錫(オ・テソク)両氏のほか、俳優のチョ・ミンギ氏、人間文化財のハ・ヨンブ氏ら文化権力をほしいままにしてきた要人に対する暴露が相次いでいる。李氏の強制わいせつの事実を公開した女優のイ・スンビさんは「彼は王同然、教祖のような存在だった」と話した。「我が王国」で、宗教集団の教祖も同然のように君臨してきた彼らの行為が社会に大きな衝撃を与えている。文化界「#MeToo」は高氏の強制わいせつの告発から始まったが、火をつけたのは李氏だ。今月14日、劇団「ミイン」のキム・スヒ代表がフェイスブックに李氏の堕落した欲望を暴露してから、その知られざる事実が次々と明るみになっている。韓国文化界で、以前は見られなかった現象だ。
特に李氏の19日の記者会見が公憤を買った。「性関係は持ったが性暴行はなかった」という「半分謝罪」が被害者の怒りに油を注いだ。劇団「ヨンヒダンゴリペ」(Street Theatre Troup)に所属していた女優キム・ジヒョンさんは李氏から性的暴行を受けて妊娠・堕胎した後、再度同じような暴行を受けたという内容を公開した。21日には同劇団の俳優オ・ドンシクさんが李氏の記者会見リハーサル事実まで暴露した。