【コラム】韓国でも「Me Too」が続くためには…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.01 15:01
異性の友達から検察内わいせつ事件に対して男性同士に交わした対話を伝え聞く機会があった。「政治的に正しい」回答ではない、実際の韓国の男性の反応が気になっていたところだった。ソ・ジヒョン検事が暴露したアン・テグン元検事長のわいせつ事件に対して「まだ一方的な主張ではないか」という不信論、「かなり前のことを調べられるか」という懐疑論、「世の中に不利益がどれほど多いのにそんなことで…」という冷笑的視線を見せたという。女性の怒りとはレベルが違う。
私はソ検事の文章とインタビューを見ながら、彼女の主張を信じることになった。私も数えきれないほど目撃し、体験したことであるためだ。新入記者時代、出入先の高位幹部が女性記者にわいせつ行為をする場面をすぐ目の前で目撃したことがある。十数人が同席した飲み会だった。加害者は被害者を後ろから抱きしめて体を触った。「幻覚ではないのかと考えた」というソ検事の表現そのままだ。このように人の多い所でああいうことが起きることができるかと思って自分の目を疑ったから。