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南北運命の一週間…ペンス氏・金永南氏の接触に最大関心(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.05 11:05
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韓半島(朝鮮半島)情勢が今週始まる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を契機に分かれ目に立っている。北朝鮮の五輪参加が南北関係の雪解けにつながるか、それとも制裁局面から抜け出すための北朝鮮の「笑顔外交」戦術に過ぎないのか、今週輪郭が見えてくる。五輪以降、制限的北朝鮮に対する先制打撃論である「鼻血戦略」がより一層表面化して「危機論」が再び広がるか、反対に米朝間前向きな対話の端緒が設けられるかもしれないという見方が出ている。韓半島には運命の一週間だ。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者は4日「特定人を名指すことはできないが、平昌五輪が平和のモメンタムであり、米朝対話の出発点になるよう願うのが韓国政府の立場で(北朝鮮代表団の)級は高いほど良いだろう」とし「金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の次の第2~3人者、このような方々が来ればさらに意味が大きくなるものと期待する」と明らかにした。これは最高位級要人を送って五輪期間に米朝間遭遇の可能性を作りたいとの趣旨に読まれる。米国ではマイク・ペンス副大統領が訪韓するだけに、北朝鮮も金委員長の考えを伝えられる水準の要人を送ることを期待するという意味だ。北朝鮮はこの日夜、最高人民会議常任委員会の金永南(キム・ヨンナム)委員長を団長にすると知らせてきた。これを受け、ペンス副大統領が金永南常任委員長を訪韓期間中に会うかどうかが最大の関心事として登場している。

 
南北関係の「スーパーウィーク」の始まりは北朝鮮芸術団だ。芸術団先発隊が5日、京義(キョンウィ)線陸路で休戦ラインを越えてくるが、引き続き6日に芸術団〔三池淵(サムジヨン)管弦楽団〕本団120人余りが楽器と公演装備を持って韓国を訪問する。7日には230人余りの大規模な北朝鮮応援団が来て江原道麟蹄(カンウォンド・インジェ)スピディウムに荷物を解いた後、南北共同応援戦などを準備する。大規模な芸術団と応援団は諸刃の剣だ。韓半島の緊張緩和を国内外に見せて五輪のブームにつなげる装置になることができるが、北朝鮮体制を広報する対南宣伝戦に映る場合、韓国世論と米国政界が嘲笑いながら北朝鮮に対する拒否感を提起する可能性もある。2003年、大邱(テグ)ユニバーシアード大会で訪韓した北朝鮮応援団が金正日(キム・ジョンイル)総書記の写真が入った横幕が雨にぬれた姿を見て強く抗議した前例がある。今回訪韓する応援団の構成は確認されていないが、2002年釜山(プサン)アジア競技大会に来ていた、いわゆる「美女応援団」のように北朝鮮の芸術専門学校である金星(クムソン)学院をはじめ、中学校(韓国の高校)と大学の女子学生を中心に構成される可能性が大きいという観測だ。

五輪開会式の前日である8日は運命の一週間の流れが決まる。南と北、両方で北朝鮮の本音が一部姿を現す。三池淵管弦楽団がこの日、江陵(カンヌン)で初公演を行う。平昌五輪組織委関係者は「他の行事とは異なり、五輪は開会式に焦点を合わせるため、今回も前夜祭はない」とし「したがって、三池淵管弦楽団の公演が前夜祭の性格になると見られる」と話した。統一部当局者は「三池淵管弦楽団は世界の名曲や民謡、啓蒙期歌謡を含めて韓国の歌も準備すると聞いた」と明らかにした。2010年韓国哨戒艦「天安(チョナン)」爆沈事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃を目にした2030世代と国内保守陣営がどのように反応するかがカギだ。


南北運命の一週間…ペンス氏・金永南氏の接触に最大関心(2)

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