【中央時評】文在寅政権で憂慮される3大悪性腫瘍(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.27 12:02
二つ目の腫瘍は反米・自主だ。文在寅政権の自主派は2つの根拠のない信頼を信仰のように敬っている。一つは北朝鮮が結局、核とミサイルを交渉カードを使うだろうという確信だ。これは「北朝鮮の核開発は自衛用」という盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の見解と一脈相通じる。もう一つは在韓米軍は決して撤収しないという信頼だ。盧元大統領の「ちょっと反米すればどう?」のような流れだ。586参謀(60年代生まれで、80年代に大学生として過ごした参謀)らと自主派がこの二本柱を宝物のように考えているから、外交安保路線が「北朝鮮優先-反米」に流れるのが当然だ。自主派は中国と北朝鮮の平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)参加にこだわり、南北首脳会談を万能の鍵のように考えている。外交を理念と信念で押しつけた結果、北朝鮮からは「しっかりせよ」として頬を打たれ、中国からは冷遇されている。日米から「裏切り者」扱いされるのも自業自得だ。このような屈辱外交に韓国社会も徐々に疲労を訴えるようになった。
三つ目の腫瘍は親文陣営の自閉症だ。すでに参謀の「文飛御天歌」から不吉な兆しがちらつく。青瓦台報道官は提川(チェチョン)事故の時「大統領の息に涙がにじみ出た」とした。国家安保室長は訪中の時「大統領は『一人飯』をしたわけではなく、『13億の中国国民と共に朝食会』をしたわけだ」と言い張った。互いに自ら広報をしながら「感心した」として楽しんでいる。すでに親文の書き込みも「味付け」の水準を越えている。味付けが行き過ぎれば、料理の味が台無しになる。ある寄生虫博士は「親文は狂っている。治療が必要だ」として粘り強く批判されている。与党院内代表だった禹相虎(ウ・サンホ)議員も「民主党が高い支持率に甘んじて(書き込み部隊に)非難されるか恐れ(国民の党と)連帯をしていない」と告白した。安熙正(アン・ヒジョン)忠南知事まで「異見と論争を拒否してはならない」として政治生命が切れるところだった。