【コラム】米国の北朝鮮攻撃は差し迫ったのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.15 16:04
10月のアジア訪問当時、トランプ大統領は対北朝鮮攻撃に対する語調を確実に弱めた。その代わり対北朝鮮封鎖と抑止という長期戦略を準備するように見えた。北朝鮮攻撃のためには議会の承認が必要だという共和党上院議員の警告が影響したのかもしれない。軍事力の使用を含めて「あらゆるオプションをテーブルの上にのせる」という構想を日本政府が「明白に」支持することはできないという安倍首相の静かなメッセージが通じたのかもしれない。理由はともかく、米政府の好戦的な対北朝鮮警告はしばらく弱まった。
平壌(ピョンヤン)が先月29日に「火星15」ミサイルを発射すると、軍事攻撃の話がまた出てきた。マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は3日のレーガン国防フォーラム(RNDF)で、米国が北朝鮮の脅威を扱うための「レース」に入ったと警告しながら「戦争の可能性は日々高まっているが、武力紛争が唯一のソリューションではない」と述べ、メディアを驚かせた。別の匿名の高官も「時間はあまり残っていない」と警告した。リンゼー・グラハム上院議員は米国が韓半島(朝鮮半島)で「非戦闘員退避作戦(NEO)」を準備するべきだと主張した。