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女優Aさん側「キム・ギドク監督、強制わいせつ致傷・名誉毀損で追加告訴」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2017.12.14 14:37
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キム・ギドク監督から暴行被害を受けたとする女優Aさん側が、同監督を強制わいせつ致傷および名誉毀損の疑いで追加告訴する。

映画監督キム・ギドク事件共同対策委員会(以下、共対委)は14日午前10時30分、ソウル麻浦区(マポグ)の韓国性暴行相談所で記者会見を行い、「弁護団を含めた共対委は話し合いの末、暴行を除く残りの告訴事実に関し、嫌疑なしの判断を下した検察の処分に抗告することを決めた」と明らかにした。

 
共対委側は「抗告を通じて告訴人が映画『メビウス』撮影現場でシナリオにもない不必要な演技を強要されて強制わいせつを受けた部分、撮影現場から無断で離脱したことがないのにまるで約束を破って現場に来なかったかのようにメディアに立場コメントを発表するなど、被害者に2次被害を加えて名誉を毀損した」と伝えた。

一方、キム・ギドク監督は2013年に公開された映画『メビウス』の撮影現場で、主演女優Aさん(41)に対し、「感情移入に必要だ」と述べて頬を殴るなど暴行を加えた容疑がもたれている。Aさんは「キム・ギドク監督が台本になかったベッドシーン撮影も強要して映画出演をあきらめた」と主張した。Aさんは結局出演をあきらめ、該当の役は別の女優が演じることになった。

キム・ギドク監督は検察の取り調べで事実を認めながらも「故意性はなかった」と述べた。

7日に事件を担当したソウル中央地検刑事6部はキム・ギドク監督の容疑に対して罰金500万ウォン(約52万円)の略式起訴を下した。同時に、Aさんが告訴した強要、強制わいせつ致傷名誉毀損容疑に対しては証拠不充分で嫌疑なしの不起訴処分を下さした。

『メビウス』は夫の浮気に怒った妻が息子の性器を切り取るというセンセーショナルな設定で、公開当時も大きな論議を呼んだ問題作だ。

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