安倍氏も受けた「写真ワンカット」の屈辱 文-習の「表情戦争」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.12 10:20
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昨年9月の中国杭州空港。オバマ米国大統領を乗せたエアフォースワンが到着したが、タラップが提供されなかったためオバマ大統領は前からではなく裏口から降りなければならなかった。外国首脳訪問時にレッドカーペットが敷かれたタラップを提供する儀式慣例が守られなかったためだ。(写真=中央フォト)
このような「意図的欠礼」は中国がよく使う手法だ。昨年9月、中国杭州で主要20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれた当時のことだ。バラク・オバマ米大統領が空港に到着してエアフォースワンから降りてきたが、他の首脳とは何かが違った。滑走路に降りてくるために使う階段だった。他の首脳はすべて中国側が準備したレッドカーペットが敷かれた階段を使ったが、オバマ大統領が降りてくる階段にはレッドカーペットがなかった。
中国側はこれについて「移動式階段の運転者が英語が分からず安全規則遵守をしっかりと伝えられず、米国側が接近させないようにした。そのためオバマ大統領がエアフォースワンにあった階段を使った」と説明した。だが、実状は冷遇の意図が根底に流れていると見る視線が外交界では支配的だった。