「韓国号」の前途は統治の精巧さにかかる…文在寅政権の半年を診断(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.10 08:40
文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足から6カ月を迎えた。最初は崩れた国家機能を回復するのも難しいと考えたが、期待以上だった。一方で懸念も多い。検証過程のない政策実行、コード人事、不安定な外交戦略などがそうだ。韓国を訪問したトランプ大統領は韓米自由貿易協定(FTA)問題に焦点を置いた。トランプ大統領は米国の攻撃的な戦略に逆らう韓国を信頼していない。それでも日常は戻ってきた。国家が正常機能を回復している。少なくとも非常識と反則が現実生活を支配するおそれは消えた。国家と権力を閉じ込めた閉回路を共に取り払ったという共有体験の贈り物だ。主権回復の自信と大衆心理の安定をもたらしたという点で文在寅政権はひとまず平均以上の点数を受けた。
◆統治哲学の転換